在庫管理術
IoT×在庫管理【特徴・デメリット・その他ソリューションとの比較】
IoTとは?わかりやすく解説
IoT(アイオーティー)とは、Internet of Thingsの略で、「モノのインターネット」という意味です。
あらゆるモノをインターネット(あるいはネットワーク)に接続する技術のことで、具体的には以下のようなことを可能にします。
- 離れた場所からモノを操作する
- 離れた場所からモノの状態を把握する
- モノや人の動きを検知する
- モノとモノとを繋ぐ
IoTの仕組みと活用事例
IoTを使った家電や設備には、センサーやカメラなどが搭載されており、モノの状態や周辺環境といった情報を感知・収集し、インターネットを介して、それらのデータを人やモノに伝えます。
搭載されているセンサーは、機器によって光センサーや温度センサー、重量センサーなどさまざまです。
よりイメージしやすいように、実際に私たちの身近で活用されているIoTの事例をいくつかご紹介します。
農業
スマート農業=省力化や高品質生産などを可能にするIoT先端技術を使用した、次世代農業。センサーにより日射量や土壌の状態などを情報収集し、水やりや施肥のタイミング、最適な肥料の量などを算出。
医療
インターネットに接続したデバイスを患者が身につけることで、体温や血圧、脈拍などの生体データを計測し、データ化。医療スタッフ不足の解消。
物流・製造業
倉庫管理や在庫管理、棚卸、ピッキング、配送などにIoTを活用。工場にIoTを導入すれば、スマートファクトリー(スマート工場)の実現も!
労働人口の変化
このように、もはやIoTは製造業や医療などを中心にあらゆる現場や業界で業務の効率化や人手不足といった課題を解決するために欠かせないソリューションの一つになっています。
また、コロナ禍において、ますます注目され、今後もさらにIoT化は加速していくと言われています。
IoT×在庫管理システム
IoT機器を使った在庫管理システムを導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
このように、IoT機器を使った在庫管理システムは、在庫管理の課題を解消するために、大きな注目を集め、製造業や小売業、アパレル、薬局や医療業界などを中心に導入が進んでいます。
IoTのデメリット
このように多くのメリット・利点や将来性が期待されているIoTですが、デメリットや課題とされている点もあります。特に注意しなければならないのは…
セキュリティ
インターネットに接続するということは、インターネットを通して外部から攻撃されるリスクを抱える危険性があります。
人材不足
IoTを導入しても、システムを管理するのは人間です。将来的にはロボットやAIが人間の仕事を行う可能性もありますが、現状では人的な作業負担が増えることは否めません。また、IoT技術やデータ分析に詳しい人材の確保も必要になるため、それらの人手不足が課題に。
プライバシー
IoTのさまざまな恩恵を受けるためには、ユーザーが持つ個人情報を提供する必要があることも。どこまで個人情報を提供するかはプライバシー問題とは切り離すことはできません。
電波と電力の問題
モノをインナーネットに接続するには電波、作動させるには電力は必須です。IoTを正確に作動させるには、常に安定した電波と電力の確保が求められます。
在庫のリモート管理が可能!在庫管理IoT「スマートマットクラウド」
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能
API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します