事例空港ラウンジ内の食材やドリンクサービスの食品ロス対策で業務効率アップ | ANA

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空港ラウンジ内の食材やドリンクサービスの食品ロス対策で業務効率アップ | ANA

全日本空輸株式会社(ANA)
大隅さま/安永さま
ANAエアポートサービス株式会社
山谷さま

ANAを利用する乗客の利便性・顧客体験向上、現場スタッフの業務負担軽減や省人化をテーマに常に業務改善プロジェクトに取り組む。

IoT機器スマートマットを活用した在庫管理・発注自動化(羽田空港における実証実験)も含め、常に多様なテーマを設定し、課題解決に必要なオペレーション改善やソリューション導入を積極的に推進。
在庫管理や業務負担軽減等の課題解決に向けスマートマットを導入した、全日本空輸株式会社 大隅さま・安永さま、並びに、ANAエアポートサービス株式会社 山谷さまにお話をお伺いしました。

在庫管理・発注も含む多様なテーマで業務改善

最初に、皆様が取り組んでいらっしゃる業務改善プロジェクトについてお聞かせ下さい。

お客様の利便性・顧客体験向上や、現場スタッフの業務負担軽減・省人化をテーマに取り組んでいます。

安永様:

当社ではANAをご利用頂くお客様の利便性・顧客体験向上、現場スタッフの業務負担軽減や省人化をテーマに常に業務改善プロジェクトに取り組んでいます。
今回のIoT機器スマートマットを活用した在庫管理・発注自動化も含め、常に多様なテーマを設定して、課題解決に必要なオペレーション改善やソリューション導入を積極的に推進しています。

スマートマットで業務負担軽減・フードロス削減を

そもそも業務上の悩みはどのようなものでしょうか?

ビュッフェの残量管理を効率化したいというのが悩みでした。

山谷様:

国際線ラウンジでは、お客様へ提供する食事・ドリンク類を十分に確保する為に、現場スタッフがビュッフェ・コーナーを重点的に見回っていますが、食事切れを従来以上に無くしたり、お客様の嗜好を見える化することで、更にお客様満足度を向上できると考えています。
加えて昨今、社会問題となっているフードロス削減も、社会問題に率先して取組む当社としては見逃すことが出来ないテーマであり、IoT機器スマートマットを利用することでフードロス削減に必要な基礎データを取得出来ないかと考えています。
更には、食事・ドリンク類の残量管理を省人化・効率化することで、結果として現場スタッフの業務負担も併せて減らすことが出来ないか、という点も検討しています。

スマートマットをビュッフェで利用しているANA

倉庫に関しては、ラウンジの物品やドリンク類を管理する空港内倉庫は少し離れた場所にある為、実在庫を確認するのにも時間を要し、また在庫数を定期的に目視で確認しサプライヤーへ発注する業務は、まだまだマニュアル対応が多いのが実情です。
加えてドリンク類をお客様へ提供出来ない事態があっては困るので、常に多めの在庫を抱えていますが、結果として過剰在庫になっているケースも散見されます。倉庫スペースは限られている為、適正在庫を確保しつつ倉庫スペースをいかにコンパクトにするかも課題と認識しています。

お客様満足度の向上等の課題をIoTで解決したい

どのようなきっかけでIoT機器スマートマットをお知りになりましたか?

「重量センサー」等でWeb検索していたところスマートマットに出会いました。

大隈様:

お客様満足度の向上やフードロス削減をIoTを利用することで解決出来ないかと、色々なソリューションを探し回りましたが、費用面に加えて、ラウンジの既存レイアウトやオペレーションを大幅に変える必要があること、またお客様への配慮等を考慮すると、現実的には導入に踏み切れませんでした。
その際に「重量センサー」等でWeb検索を繰り返したところ、消耗品等様々な物品の在庫管理・自動発注を行えるとした御社のサービスを発見して「これは使えるかもしれない」と直ぐに連絡をした訳です。
他にも重量センサーを取り扱う会社はありましたが、いずれもハードウェア単体の提供であったのに比べて、御社は管理画面を含めてサービス提供になっている点に魅力を感じました。

ビュッフェで食材管理・空港内倉庫で在庫管理に活用

IoT機器スマートマットの具体的な活用方法についてお聞かせ下さい。

国際線ラウンジのビュッフェで食材管理、空港内倉庫で消耗品等の在庫管理に活用しています。

山谷様:

今回のIoT機器スマートマット利用(実証実験)では、社内横断的に関連部署を巻き込んで業務改善プロジェクトとして取り組んでおり、空港内倉庫と国際線ラウンジの2ヶ所でスマートマットを利用して効果性検証や運用面での課題抽出に取り組んでいます。
国際線ラウンジではカレー(電気釜)、白米(炊飯ジャー)の食材管理でIoT機器スマートマットを利用しており、将来的にはタブレットを使って食事の残量をキッチンから確認し、食事の欠品を無くしたりお客様の嗜好を把握する基礎データとして活用するオペレーションも検討しています。
空港内倉庫ではドリンク類(スパークリングワインやソフト・ドリンク)、消耗品類(割箸、おしぼり)の管理でスマートマットを利用して、現場に行かずともオフィス・スペースから在庫量を確認する取組みを始めています。

スマートマットを消耗品で利用しているANA

調理量の調整・欠品防止・接遇への注力に貢献

スマートマットを導入することで、どのような課題解決をお考えでしょうか?

お客様満足度の向上・フードロス削減・スタッフの業務負担軽減に役立てたいです。

安永様:

空港内倉庫と国際線ラウンジで解決すべき課題は異なりますが、国際線ラウンジでは、食事・ドリンク類の欠品を無くすことでお客様満足度の向上を図ると共に、残量データを分析することで調理量の調整を行い、フードロスを削減することも可能と考えています。
また、今まで以上に現場スタッフがお客様の接遇に集中出来るようにIoTでサポートすることで、欠品防止と加えて顧客体験の向上に資するような環境構築が大切だと考えています。
更には、倉庫でのIoT機器スマートマットを活用した在庫管理を行うことで、従来はスタッフがマニュアル対応していた実在庫の確認や発注・補充業務の効率を格段にアップさせられるのでは、と考えています。

業務効率化を通じた働き方改革を実現したい

最後に、IoT機器スマートマット利用に関し、将来的な展望についてもお聞かせ下さい。

他拠点展開や搭乗率データとの連携、発注点・適正在庫の分析、自動発注等を考えています。

大隈様:

当社は顧客体験の向上や社会的な課題に常に真摯に向き合い、外部のソリューションも積極的に導入しながら課題解決に取り組んでいます。
今回のスマートマット利用に関しても、(ラウンジの)欠品防止や現場スタッフの接遇時間拡充を通じた顧客満足度の向上、消費データを活用したフードロス削減、(倉庫利用における)業務効率化を通じた働き方改革等を実現したいと考えており、将来的には他拠点展開に加えて、搭乗率データとの連携や発注点・適正在庫の分析、自動発注等まで拡張性が持たせられるよう検討を進めていきたいと考えています。

安永様:

IoT機器を活用した在庫管理サービスは新しいソリューションなので、スマートマットに即した運用面での検討や効果性検証は勿論必要ですが、将来的には他空港の倉庫や国際線ラウンジ、国内線の主要ラウンジに関しても導入を検討したいと考えています。

山谷様:

RPAも組合わせることで、IoT機器スマートマットで計測した残数や必要な補充数量を半自動で発注フォーマットに反映させるような仕組みが構築出来れば、現場での業務効率改善にも資すると考えています。

取材後記

全日本空輸株式会社(ANA)は、日本はもちろんアジアを代表する航空会社です。
格付け会社が毎年行なっている「ワールド・ベストエアライン」の2019年のランキングでは、JALなどの国内の航空会社を抑え、前年同様世界の中でも3位にランクイン。
また、「世界ベスト空港サービス」と「ベスト・ビジネスクラス・機内食」部門でも最優秀に選出されています。

2016-2020年度の中期経営戦略では、「世界中のすべてのお客様を高い品質でおもてなし」「グローバルでのプレゼンスを向上」「環境問題への対応や観光立国・地方創生などの社会発展に貢献」「お客様満足と価値創造」を掲げ、世界のリーディングエアライングループになることを目標としている同社。

その中で、IoT機器スマートマットを利用して羽田空港において実証実験をすることで、顧客体験の向上や従業員スタッフの業務負担軽減の実現を目指しています。
さらに、国際線ラウンジ内のビュッフェ食材の残量管理を行なうことで、近年社会問題となっているフードロスの削減も考えているとのこと。

重量センサであるIoT製品スマートマットは、個数だけでなくパーセントでも在庫状況を確認できるので、食品の管理に非常に便利です。
大きな機材ではなくコンパクトに使用できるので、設置する施設の大掛かりなレイアウト変更も必要ありません。
スマートマットは飲食店をはじめとした、お店や倉庫での在庫管理・棚卸・発注作業から解放されることをお手伝いします。

ANAの導入詳細

業務上の悩み ◆ 空港ラウンジ内で、現場スタッフの業務負担を増やさずに、利用ユーザーに提供する食事類・ドリンク類の欠品を無くして顧客満足度をいかに向上させるか
◆ フードロスが社会的な問題として取り上げられる昨今、社会問題に率先して取組む当社が空港ラウンジにおけるフードロスをいかに減らすか
◆ 空港内倉庫での在庫管理に際し、現場スタッフの業務負担をどのように軽減するか
利用目的(実証実験) ◆ 空港ラウンジ内での食事類の欠品防止、顧客満足度の向上、フードロス削減
◆ 空港内倉庫での在庫管理における現場スタッフの業務負担軽減、発注業務の省人化
利用場面・管理商材 ◆ 空港ラウンジ 国際線ラウンジにおけるカレー・ルー(電気鍋)や白米(炊飯ジャー)
◆ 空港内倉庫における消耗品(割箸)、ドリンク類(シャンパン等)
◆ 空港内倉庫ではマルチマット機能(複数枚のスマートマットで単一商材の管理)を利用
利用内容・結果 ◆ 実証実験を通じて、スマートマットを活用して業務負担を軽減する運用を検討中
◆ 将来的にはRPAやシステム連携を前提とした発注自動化も視野に
スマートマット利用(実証実験)の決め手 ◆ 他IoTサービスとの比較で相対的に既存オペレーションを変えずに導入可能なサービスであること
スマートマット 機能紹介

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